最近、座布団がない家もあると思いますが
訪問先で和室に通されたり
自宅で法事をする時等に押さえておきたい座布団のマナーについてご紹介します
座布団の正面や置き方座り方のマナー
ちょっとしたポイントを押さえておくと
大人の嗜みになります
座布団の置き方のマナーの前に、一番重要なマナーは
座布団を足の裏で踏まないこと
です
ここはしっかり守りましょう!!
置き方や向きについては基本を押さえれば特にむつかしいことではありません
座布団の置き方や向きのマナー 座り方にもマナーがあるの?
座布団にも正面があるのご存知ですか?
まず、仏壇でお寺さんに拝んでもらうときの座布団の置き方や向きについて
座布団の置き方や向きのマナー
座布団は縫い目のない方が正面なので、お寺さんに拝んでもらうときは、その正面を仏壇に向けるのが基本の置き方になります
座布団の縫い目なんて気付かなかったという方もおられると思いますが
一辺だけ、線がないところがあるんですね。
そこを正面にして座布団に座ります。
お坊さんだけでなく、基本、正面をお客様の膝頭がくるほうに向けましょう。
なんでも
「縁を切らない」という意味があるそうです
目の前の方や仏さんに対して線引きをするのではなくて、
縁を切りません、あなたとご縁をつなぎます。という意味なんだそうです
裏表については中央に房がついているほうが表です
両面についている場合は、閉じた縫い目の側地がかぶさっている方が表になります
カバーをかけているときは、ファスナーが後ろ側になります
※正式には、カバーをかけていない座布団をお出しするようです
座布団の座り方のマナー
では、反対に訪問されるときのマナーについてです
和室に通されたとき、座布団にどのように座るといいのでしょうか?
まず、座布団を使うときは、相手にすすめられてから使うのが礼儀です。
すすめられた座布団に座るときは、座布団の下座にあらる畳の上に正座し挨拶し
両手を座布団の上につきにじり寄るようにして座ります
帰るときも、この逆で座布団から下座へ降り、挨拶します
こうすれば、座布団を足の裏で踏むこともありません
座布団を自分のほうに引き寄せて位置をずらしたり、座布団に座ってから挨拶したりするのはマナー違反になります。
一説には、むかし座布団には畳の下から刃が出てきて敵に襲われた時に、足の守る役目があったらしいです。
ですから作法として、お宅へ伺って挨拶をする時に座布団をはずすということは、
自分がへり下るという意味だけではなく、このお宅を信用していますという意味もあるらしいです。
そして人に座布団を出す時には、必ず二つ折りにしたものを広げて出すという作法がありましたが、
これは、この座布団には傷つけるようなものは忍ばせていませんという意味でもあったそうです。
また、訪問先の座布団の置き方が間違っていても、直したりするのもマナー違反です
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座布団のマナー
座布団の意味がわかれば、マナーもわかりやすいですね
一番重要なマナーは
座布団を足の裏で踏まないこと
です。ここだけはしっかり守っておきましょう
他に押さえておきたいポイントをまとめると
・進められるまで、勝手に座布団に座らない。
・正式な挨拶は座布団に上がる前・座布団から下りて行う。
・座布団の位置を動かさない。
・座布団を裏返したり・たたいたりしない。