ドラフト会議の時に育成枠としてたくさん指名していたチームがありましたが
育成枠とドラフトはどう違うのでしょうか?

育成選手は公式戦に出場できるのでしょうか?

契約金とかもあるのでしょうか?

高校生が育成指名されたらそのまま球団に進むのと
拒否して大学や社会人に進むのとはどちらの選択がいいのでしょうか?

といろんな疑問が湧いてきたので
それらについて調べてみました

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ドラフトと育成枠の違いは

同じ日にドラフトで指名されますが
ドラフトと育成ドラフトには大きな違いがあります

現在のプロ野球には支配下選手というのがあり、1チーム70人まで選手を保有できます。
通常のドラフトで指名されて入団が決まった時点でそのチームの支配下選手になりますが
育成ドラフトで指名されて入団する選手は支配下選手として登録されません。

育成ドラフトは2005年から始まっています
背景には
不景気で社会人チームが次々と廃部に追い込まれる状況があったようです

ドラフトと育成ドラフトの違い

⇒2016ドラフト指名選手と育成ドラフト指名選手の一覧

支配下登録

普通のドラフトは契約したら支配下登録されますが育成ドラフトで指名された選手は育成契約です

出場試合

支配下登録選手は1軍と2軍の試合に出れます。
育成選手は、2軍の公式戦には出れますが、支配下登録されるまでは1軍の公式戦には出れません
シーズン中の育成登録から支配下登録への昇格は7月末までです

背番号

育成選手は、背番号は3桁の数字です。
支配下登録選手は、背番号は1桁(0を含む)または2桁(00を含む。01〜09は不可)です

契約金や年棒

ドラフトの契約金の最高額は1億円・年俸は最高1500万円
育成ドラフトは契約金に代わる支度金が最高300万円、最低年俸240万円

解雇

ドラフト選手なら5年でも10年でも球団からクビを宣告されない限りはいられますが
入団してから3年間で支配下選手として契約できなければ自動的に解雇になります。

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プロ野球のドラフトの育成枠の意味は

支配下選手70人までですので、それ以上の選手で、3軍になります
育成枠には何にでも登録できます

育成ドラフトは即戦力ではなく、2軍で鍛えて自軍の戦力にしていこうと
高校生などを指名することです。
現在の力ではプロでやれる力はないが素質があると判断された選手が指名されます

育成選手の中には、選手だけど怪我をしたり調整の必要な選手という意味もあります
メジャーリーグにおけるマイナー契約や故障者リストのように使われている面もあります

ソフトバンクと巨人は育成枠の利用に積極的です
ソフトバンクは2011年から本格的な三軍制を敷き、最もこの制度を活用しています

ドラフトの育成枠と大学進学?

育成ドラフトプロになるか大学進学や社会人にと悩む選手もいます

高校生で育成指名されても拒否して大学で結果を出してから入る選手もいます
高校生が育成枠でもあえて入団する意味はやはり
3年後、4年後に指名される保証はないということでしょうか
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育成枠から活躍の選手は

育成枠から活躍の選手もいます

ソフトバンクの山田、千賀両投手、巨人の山口投手、松本外野手、ロッテ・岡田外野手、前・オリックスのバルディリス内野手

阪神の原口選手は育成枠から活躍していますが
ドラフト6位で入団して腰を痛めて育成選手制度の登録になったので育成ドラフト出身というのとは違います

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