安野光雅美術館が丹後半島の京丹後市久美浜町の和久傳の森に平成29年6月23日開館
安野光雅さんといえば淡い色調の水彩画で、細部まで書き込まれながらも落ち着いた雰囲気の絵を描かれます
私は絵本しか知りませんでしたが
絵本作家の他に画家や装幀家としても活躍されています
1926年のお生まれで、島根県津和野町出身なので
津和野に津和野町立安野光雅美術館があります
その、安野光雅美術館がなぜ京丹後?なぜ和久傳?と思ったのですが
なんでも、和久傳の女将の桑村綾さんが安野さんの絵が好きで、絵ををこつこつと集め、丹後に恩返しをしたいと美術館を造ったそうです。
桑村さんは、約30年前から集めており、やさしい雰囲気で淡い色調の作品に癒されていたそうです。
これまでに購入した作品は300点以上のようです
安野光雅美術館が和久傳の森に
和久傳の森には
森の中の家 安野光雅館の他に、丹後の野菜や魚などの食材を使う工房レストラン「モーリ」も併設されています
「山椒ソーダ」などのcaféメニューもご用意しております。
美術館近くには和久傳の和菓子などを製造する工房があり、製造過程も見学できます
和久傳といえば、レンコン餅「西湖」が私も大好きですが、ここで作られているのでしょうか?
安野光雅美術館 森の中の家 安野光雅館は
建物の設計は、世界的な建築家 安藤忠雄
安野さんの描く繊細で柔らかな水彩画の世界に相応しく、森に抱かれてひっそりとたたずむような美術館
緑に輝く和久傳の森に溶け込むようにと、外観は杉板張りで、内部は、
優しい水彩画で描かれた安野光雅先生の絵に似合うように木調で仕上げられました。
美術館に続く長い回廊、
採光の為のわずかな開口部より外の自然を感じながら絵画を鑑賞できる展示室。
2階建て延べ420平方メートル
入館
9:30~17:00(入館は16:30まで)
休館日:毎週火曜日(祝の場合は翌日)、年末年始の12月29日~1月1日
入館料
一般1,000円中高校生600円小学生400円
平成29年6月23日~9月18日までは
「大きな森の小さな家」(『小さな家のローラ』シリーズ)の展示しています
和久傳の森って
和久傳さんでは、和久傳の森に植物生態学者の宮脇昭さんの指導を受け、約3万本を植樹
いろいろな在来種の樹木を密集させて、植物の生存力を引き出しながら、緑の森を広げ続けています。
和久傳は京都の老舗料亭のイメージがありますが
和久傳は明治3年、丹後峰山町で和久屋傳衛門が始めた旅館。
昭和57年に高台寺近くへ移転し「高台寺和久傳」として現在の料亭を再スタートさせて、今日に至っています
2008年に、その故郷の丹後・久美浜に食品工房を開き、周囲に「和久傳の森」を作ることも始めたそうです
なんでも、故郷の何らかのお役に立ちたいということと、料亭の枠を超えて、健康にいいものを総合的にお出ししたい、という理念が、形になってきたものだそう
和久傳の森のレストラン 工房レストランwakuden MORI(モーリ)
工房レストラン「wakuden MORI」。レストランは50席、カフェは24席。
工房につながるオープンフロアに食堂があり、
レギュラーのセットメニュー(2160円)と
桑の葉うどんやかき揚げ丼、黒寿司などの単品メニューをチョイスできます
限定メニュー以外はオープンしている時間中食事メニューもあり
2時30分以降はむしやしないメニューになるようです
「山椒ソーダ」などのcaféメニューもあります
10:00~18:00(ラストオーダー17:30)
定休日:毎週火曜日(祝の場合は翌日)、年末年始の12月29日~1月1日
安野光雅美術館 和久傳の森へのアクセス
車でのアクセス
京都縦貫道 京丹後大宮IC下車25分
京都府京丹後市久美浜町谷764 和久傳の森
⇒和久傳の森の周辺スポット
天橋立や城崎温泉も近いです
駐車場
美術館前 バス5台、普通車100台
駐車料金:無料
鉄道-バスでのアクセス
京都丹後鉄道 久美浜駅、峰山駅からバスで和久傳の森へ
丹海バス時刻表:丹後海陸交通会社
久美浜線にて「谷工業団地前」下車、徒歩8分
鉄道-タクシーでのアクセス
京都丹後鉄道 久美浜駅から15分(久美浜タクシー)
京都丹後鉄道 峰山駅から25分(峰山タクシー)
JR豊岡駅から35分
津和野町立安野光雅美術館
最後に、安野光雅さんの津和野の美術館もご紹介しておきます
津和野駅で列車を降り、徒歩すぐの場所にある美術館。
安野さんの原画がふんだんに展示されていて、安野さんの絵や風景水彩画が好きな方にはたまらないスポット
島根県鹿足郡津和野町後田イ60-1
津和野町駅から徒歩で1分