祖父の三回忌の法要の案内をもらったのですが、
お供えってどうしたらいいの
一回忌は夫婦で参列して食事もあったので2万円のお供えをご仏前としてしました
三回忌も一回忌と同じように夫婦で2万円なのでしょうか?
その場合の
また、昨年一回忌でもう今年三回忌にになるのでしょうか?
子供の頃しか出席したことがないのでよくわからなくて。。。
と友達が困っていたので、法事のお供えなどについて少しまとめてみました
三回忌のお供えの相場やのしの書き方は
まず、昨年が一回忌で今年が二回忌ではなく三回忌の法要になるのは
亡くなられて一年後の命日を一周忌と呼びますが、
一周忌以後の法要の数え方は、次の年を迎えるという意味で、一年プラスし、
二年後の命日は、三年目を迎えるという意味で、三回忌と呼びます。
二年後の命日が、三回忌の法要ということになります。
それ以後は、同じように六年後の命日を七回忌,十二年後の命日を十三回忌、同様に十七回忌、二十三回忌、二十七回忌、三十三回忌、三十七回忌、五十回忌となります。
三回忌のお供えの相場
一回忌と三回忌、七回忌とお供えの金額の考え方ですが
法事は喪主が催す招待行事なので、食事会がありお土産が付きます。 参列する側は、食事代と土産代を負担するような額を包みます。
一般的には、食事代一人5,000円ほど,土産代一家に一つで5,000円ほどが基本になります
夫婦で参列ならば、5,000*2+5,000=15,000円が最低額です
これに色を付けて二万円か三万円を包み、お菓子やお花などを付けます。
一回忌と三回忌、七回忌と金額が変わるのではなく、基本はこの考え方です
ただこういうことは、土地柄や家柄、関係で変わってきますので、お孫さんの場合はご両親に確認されるのがいいと思います。
また、食事会もご自宅でやる場合とホテルなどでやる場合は費用も変わってきますのでその場合もケースバイケースです
お孫さんの場合は御夫婦で1万円のお供えにお菓子などのお供え物をつけられても故人を偲ぶ気持ちがあれば十分だと思います
三回忌のお供えののしの書き方は?薄墨?
熨斗の表書きは「御供」「御仏前」「御佛前」などとなります。
ほとんどの地域が
黒白の水引きを使いますが、
西日本では
黄白の水引きを使うところもあります。
私は関西人なので黄白の水引きが一般的だと思っていました
他の地域の方に送る場合は黒白の水引きを使う方が安心です
お葬式や通夜のお香典との違い
熨斗(のし)の表書きは
四十九日を基準とした日数によってかわります
49日より前は『御霊前』
49日より後は『御仏前』となり、
お葬式や通夜のお香典の場合は、薄墨で書き、お札も新札は使いません
これは
通夜、告別式の場合は「取り急ぎ用意したため墨をよくすれませんでした」とか「涙で墨が薄まりました」の意味で薄墨のようですが、法事の場合はあらかじめ分かっているので、濃い墨でも良いです
同じように法事の場合は新札でも大丈夫です
ただ、不祝儀には古札というしきたりもあるようなので
気になるようなら、新札に折り目でもつけておけばいいですね
お供えの名前はフルネーム?
のしの下にはフルネームで記入をするということをよく聞きますが
「名字だけ」「フルネーム」「下の名だけ」場合々々によって、使い分ければよいとおもいます
ただ、法事など、おなじ苗字の親族が集まる場合はフルネームにしておきましょう
お供えの向きは
お仏壇やお墓にお供えする場合
仏様から読めるように置くのか、こちらから読めるように置くのか
どちらを正面にするのがいいか悩みますね
仏様から見て正面ではなく、
参拝者の方から見て正面が正解です
また、お供え物を渡す際、いきなり仏壇などに供えるのはマナー違反で、
まずは施主に渡すようにしましょう。
渡す際には、「心ばかりですが仏前にお供えください」など一言声をかけるのがマナーです。