奈良の長谷寺は、花の寺として人気で、特にゴールデンウィークのボタンの花は昔から有名です。
もちろん、桜やもみじの時期も素敵です。
ぼたんで有名ですが、他にも荘厳な登廊、清水よりも雰囲気のある舞台、最大の木造観音像など、見所が沢山あります。
長谷寺といえば、十一面観世音菩薩立像です。
高さは10メートル18センチ。木造の十一面観音像としては国内最大級です。
現在の十一面観世音菩薩は室町時代の天文7(1538)年に造立されました。
その十一面観世音菩薩が、春と秋には特別拝観でき、普段は関係者以外立ち入りが禁止されている国宝本堂の中に入ることができ、観音さまのお御足(おみあし)に直接触れてお参りできます。
なぜか、仏様に守られた、ありがたい気分になります。
そんな、歴史のある、奈良の長谷寺へのアクセスは車と電車どちらがおすすめなのでしょうか?
駐車場やランチのおすすめなどについても、ご紹介します。
奈良の長谷寺へのアクセスは車と電車どちらがおすすめ?
奈良の長谷寺は桜井市初瀬 奈良県の中部にあります。
長谷寺の最寄り駅は近鉄大阪線の長谷寺駅です。
車の場合も、駐車場はあります。
奈良の長谷寺へのアクセスは車と電車
長谷寺駅から長谷寺までのルートは、距離はおそよ1500m。
歩いて、20分程です。
駅からお寺までの参道、いろんなお店や、名物の草餅屋さんがあったりで、なかなか楽しいです。
駅前には、タクシーが運がよければ拾える程度ですが、
タクシーの所要時間は約5分、タクシー料金の目安は750円~800円です。
京都からのアクセス
京都駅からは近鉄京都線で、橿原神宮前行き、大和八木乗り換え
京都⇒大和八木 急行で1時間、大和八木⇒長谷寺 準急で13分
運賃1010円
※大和八木の時間待ちで1時間40分程度見ておきましょう
京都から大和八木まで、特急利用で乗り換え時間含めて1時間11分
運賃1910円 乗車券1010+特急券900円
※近鉄は特急券が別に要ります
奈良からのアクセス
奈良からは
近鉄奈良線で大和西大寺、大和西大寺で橿原線に乗り換え大和八木、大和八木から大阪線に乗り換えて
1時間程度、620円
京都⇒大和八木 急行で1時間、大和八木⇒長谷寺 準急で13分
JR奈良からなら、奈良から桜井まで、桜井で近鉄に乗り換え、近鉄大阪線で桜井⇒長谷寺
1時間程度、運賃530円
※ただし、JRは本数が少ないので、近鉄・JR両方で検索して、決めましょう。
大阪からのアクセス
大阪の鶴橋からのアクセスは
近鉄大阪線で、急行で33分 大和八木乗り換え、大和八木⇒長谷寺 準急で13分、区間準急で18分
待ち時間を入れて1時間弱です
運賃は690円
奈良の長谷寺へのアクセス 車の場合
もし、奈良観光を車でするなら、大和八木でレンタカーを借りて、長谷寺や周辺スポットを回ったほうが、楽です。
大和八木から、長谷寺までは30分程度です。
京都からのアクセス
京都駅からなら
京奈和自動車道を利用して 1860円、道路状況によりますが、スムーズなら1時間30分程度
奈良からのアクセス
奈良からなら50分程度で、高速利用はありません
大阪からのアクセス
西名阪自動車道を天理インターで降り、国道169号線を桜井方面へ。
桜井市内で国道165号線へ左折(東進)。
初瀬西の信号を左折し門前町へ。
奈良の長谷寺の駐車場
長谷寺の駐車場は境内にもあります。
参道にも庭先を駐車場にしてる個人宅も多く 停める所はあります。
4月中旬から5月中
旬のボタン祭りの時期は車両規制があります。
歓迎門近く
に市営駐車場は、直ぐに満車になりますが、朝早くや夕方なら止めることもできます。
車の運転が得意じゃない方は、参道は細いので、観光シーズン以外でも、市営駐車場が安心です。
参道ブラブラも楽しいです。
奈良の長谷寺の駐車場料金
通常時、一番おすすめは長谷寺の一番近くにある
長谷寺 境内駐車場です。
70台、時間制限なしで500円です。
すぐ隣に個人でされている駐車場もあり、料金も500円と同じです。
長谷寺周辺の駐車場は、基本500円なので、長谷寺近くでも、山道の手前でも、その時のご予定に合わせて選べばいいと思います。
¥1000の所もありますので、ご注意くださいね。
奈良の長谷寺へのアクセスは車と電車どちらがおすすめ?
で、結局、長谷寺へのアクセスは車と電車どちらがおすすめ?ということですが、
長谷寺は、奈良の観光地には珍しく、近鉄の駅から歩いて15分と便利です。
長谷寺参道にもお店があって、食べるところにも困りません。
長谷寺だけに行くのなら、電車がおすすめです。
小さなお子さんやお年寄りと行く場合や、
ほかのスポットも合わせて行かれる場合は車がおすすめです。
駐車場もありますし、運転が苦手なら、参道に入らなければ苦労することもありません。
奈良の長谷寺周辺の観光スポット
室生寺
春の牡丹の時期や秋の紅葉の時期は臨時で直通バスが運行するくらい、長谷寺と一緒に回られる方が多いです。
金堂と十一面観音菩薩像。いずれも国宝。そして五重塔、平成10年に倒木により破壊されましたが、見事に復活しています。
女人高野と呼ばれる当寺。 醍醐味は本堂より後、奥の院へと続く参道。 400段近いと言われる石段を登っていくと、奥の院へと通じます。 清々しい空気と見晴らしの良さが素晴らしい場所です。
最寄駅は室生口大野 そこからバスになりますが、本数は少ないです。歩いて1時間半です。
室生口大野駅からタクシーで2000~3000円
長谷寺から車なら30分程度です
駐車場はお茶屋さんで回転焼を買うと無料でした。
談山神社
中大兄皇子と藤原鎌足が大化改新の談合をしたという神社です。 元はお寺ですが、明治初期の廃仏毀釈によって神社になったそうです。藤原鎌足の子、定慧がここに父、鎌足の墓を造り十三重塔を建立した
最寄駅は桜井駅 そこからバスになりますが、本数は少ないです。歩いて1時間半です。
桜井駅からタクシーで2000~3000円。紅葉シーズンで時間によっては一部渋滞もあります
長谷寺から車なら30分程度です
紅葉の見頃は例年11月上旬~11月下旬。11月中旬から下旬にかけては、紅葉の夜間ライトアップも行われます。
又兵衛桜
関西で一番有名な一本桜。
大阪夏の陣(1615年)で戦死した後藤又兵衛の元屋敷跡に咲いていると伝えられることから、「又兵衛桜」と言われています。
磨崖仏と枝垂れ桜の大野寺、仏隆寺の樹齢900年の桜と一緒に楽しみたいです。
又兵衛桜の最寄駅は榛原駅
奈良交通「大宇陀」行バスにて17分、「大宇陀」終点下車、徒歩約20分。
そこからバスになりますが、本数は少ないです。歩いて1時間半です。
榛原駅からタクシーで2000~3000円。
長谷寺から車なら30分程度です
石舞台公園やキトラ古墳の飛鳥
飛鳥国営公園も長谷寺の近くです。
2016年にオープンしたキトラ古墳四神の館もぜひ訪れてみてください。
キトラ古墳の最寄駅は飛鳥駅、歩いて30分程度
長谷寺から飛鳥駅は、大和八木で乗り換え、橿原神宮で吉野線に乗り換えが必要です。
奈良の長谷寺のランチのおすすめは
長谷寺周辺
参道にある
田中屋
にゅうめん定食1850円
酢屋長
長谷寺門前の素麺の美味しいレストラン
長谷路
築200年の家屋をそのまま飲食店に転用。
登録有形文化財の大正モダンの建築
井戸水は200年間湧き続け現在もそのおいしい水を使用
にゅうめん+柿の葉ずし 1000円
泊瀬長者亭
にゅうめんは。。。という方に、長者定食 ヒレカツ 税込800円とリーズナブルで美味しいと評判です
やまとびとのこころ店
フリーペーパー「やまとびと」のコンセプトショップ
女夫饅頭と月香(有機一番摘みほうじ茶)940円
女夫饅頭は国学者の本居宣長が食したとされている歴史的にも貴重なお饅頭だそうです。
総本舗 白酒屋・井上ぼたん堂・寶園堂はじめとする草餅もお忘れなく
奈良の長谷寺のアクセスまとめ
奈良の長谷寺はアクセスは車も電車もいいです。
ただ、他の奈良の観光スポットはアクセスが悪いところが多いので、ほかを回る場合は、車がおすすめです。
長谷寺は、ぼたんで有名ですが、桜や紅葉、新録どの季節も素晴らしいです。
例年、春(3月中~6月)と秋(10月中~12月頭)には特別拝観があり、観音さまのお御足(おみあし)に直接触れてお参りできます。
最後に、長谷寺といえば、鎌倉にある長谷寺と同じ名前?と思われる方も多いと思いますが、
開基となる道明上人が、奈良の初瀬の山中に楠の巨木に出会い、その巨木で二体の観音像を刻み、一体は奈良の初瀬に安置し(奈良の長谷寺)、もう一体を祈祷のうえ、海に流すと15年後に三浦半島に流れ着き、そちらを安置したのが鎌倉の長谷寺であるとの伝説があります。
おとぎ話の「わらしべ長者」の舞台が奈良の長谷寺ですし、
古今和歌集の紀貫之の古里の梅の舞台でもあります
人はいさ
心も知らずふるさとは
花ぞ昔の香に匂ひける