親が脳梗塞で入院
これからどうなるの?って心配と戸惑いに潰されそうになります
脳梗塞の場合、発症してからどのくらい時間が経っているのかによって、
治療方針、回復度、後遺症度が変わりますし
その重度でかなり変わってくると思います

介護もそれぞれの事情で大きく変わってきますので参考にならないかもしれませんが
今回は、私の父のケースをご紹介します

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親が脳梗塞で入院 脳梗塞の治療と 家族の介護 カテーテル手術は 父の場合の流れ

父の介護は突然やってきました
まず、軽い脳梗塞での入院から始まりました

脳梗塞発症から治療のための入院

左腕が急に動かなくなって、近くの病院へ
10年近く前なので脳梗塞についてまだ情報が少なかったからか、

すぐに、脳梗塞を疑うことなく
年が原因?といった感じで、少し様子を見ましょうということで

左腕は動くようになってたのですが、1週間後再度受信して、大きなところで検査をということで
MRIやCTのある病院で診察してもらったら、脳梗塞なのですぐ入院治療にということになりました

今から思うと、左腕が急に動かなくなってというのはTIA一過性脳虚血発作というものだったのですね

入院した頃の父は、自分でベッドからトイレに行くこともでき、歩くことも、食べることもできていました

重度の脳梗塞発症

1ヶ月の点滴治療ということで入院した父ですが
2週間ほど立ったとき、突然発作を起こして危篤状態ですと病院から連絡が入りました

病院で脳梗塞が発症してそれがきつかったようです

意識がもうろうとした状態で集中治療室で点滴治療を受けていました
いつ急変するかわからないということで

驚いたのは、その状態で、2・3日後にはリハビリが始まったことです
リハビリを早く始めるのは重要ポイントなんですね

そこから、徐々に回復して一般病棟に移りましたが
その梗塞で、左半身が動かなくなりました

さらに、回復して、リハビリ病棟に
この病院は脳梗塞の患者さんが多く、リハビリ病棟もしっかり充実していました

リハビリ頑張って、杖で歩けそうなところまで回復してきていたのですが

MRI検査で頸動脈にプラークが溜まって血液が流れる通路が狭くなっていていつまた、大きな脳梗塞を起こすがわからないから、頸動脈ステント留置の手術をしてはどうか?と主治医に言われました

脳梗塞についての知識がなかった私たちは、先生が進めるのならということでカテーテルを通してステント留置手術を別の大きな病院でしました

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カテーテル ステント留置手術

父の5年に及ぶ闘病生活が終わった今
結果的に言えば、この手術はしないほうが良かったように思います

プラークが溜まって頸動脈が狭くなっているので、いつまた大きな脳梗塞を起こすかわからないと言われて、手術をしてもらったのですが
大量の血液が脳に流れたために、脳に血液が溜まって、怒りの感情を刺激したのです
そこからは、普段温和だった父が人が変わったように、暴れる・暴言・暴力と大変でした
認知症の症状なのか、幻覚もあったようで、わけのわからないことを言っては家族を困らせていました
看護師さんや介護師さんにも暴言・暴力で、怒りを表していました
3ヶ月は続いたでしょうか???
暴力といっても、左半身が動かないので大事にはいたりませんが、
個室で家族がつきっきりで、この時期の家族の精神的な負担も大きかったです
途中で、血液を抜く手術などもあったので
カテーテル手術の前は順調に回復していたリハビリもまた元に戻ってしまいました

治療が終わって3ヶ月ほどリハビリ病棟で入院して、自宅介護に

自宅介護

途中誤飲性肺炎などで再入院などもありましたが、基本自宅介護で4年弱

デイサービス・訪問看護・訪問リハビリ・ショートステイ等の介護サービスを使いながら
父の場合は要介護5だったので介護サービスも色々と使えましたし
自分で立ち上がれないので、大変だけど安心な部分もありました
自分の思うように体が使えないストレスは並大抵のものではなかったと思います
寝たきりですが、車椅子には座れました

誤飲性肺炎で救急車で運ばれて、危篤状態から少し持ち直して、6ヶ月ほど点滴だけで全く寝たきり状態で入院してこの世を去りました

脳梗塞の発症から、5年
一般的には脳梗塞10年とも言われるので、終わってみると短い期間のようにも思いますが、怒涛のような時間でした
うちの場合は、兄弟も近くに住んでいたので、自宅介護も可能でしたが
働きながらは基本むつかしいと思います
脳梗塞の介護は精神的にも体力的にも厳しい介護に思います

親が脳梗塞で入院といってもいろんなケースがあります
脳梗塞のカテーテル手術については、確かにいい治療かもしれませんが
あくまでも結果論ですが、父の場合は疑問で、あのままリハビリで体がもう少し動けるようになって
梗塞が来たら、その時はその時と割り切っても良かったかと思います

⇒カテーテル手術を受ける?受けない

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