TBSが「育成枠までトコトン中継」ってドラフトの中継に力を入れていましたが
育成枠って一体ドラフトとどう違うの?
育成枠と含めてドラフトの仕組みについて
わかりやすくまとめてみました
それにしても、江川事件やKKコンビの明暗などドラフトにまつわるドラマはいろいろありましたが
裏金問題などもあり
逆指名制度、自由獲得枠、希望入団枠というのがありましたがいまはなくなり
2008年から、高校生選択会議と大学・社会人選択会議が統合され、一括開催になっています
なので、大学生の氏名が多いように感じるようになったんですね
ドラフトは結構変わっているんですね
2016年度は10月20日にグランドプリンスホテル新高輪国際館パミールで行われ、地上波中継を行うTBSテレビの番組HPで会議終了まで動画配信されていました
ドラフトと育成の違いやドラフトの仕組みやルール
日本シリーズが面白かったので、野球にまた興味が出てきました
先日のドラフトを見ていていくつか疑問になったので
プロ野球のドラフト会議のルールについてまとめています
ドラフトのルールも私が知ってるものとは様変わりしていますね
ドラフトの仕組みやルール
ドラフト指名選手をチェックして気になったのが
ドラフトは何人まで指名できるの?ってことです
広島などは1位~6位の選手の指名で終わっているし
巨人は1位~7位の指名と育成枠で1~8までで15人指名しているし
育成枠を使ってるチームと使っていないチームがあります
どうしてこうなるの
ドラフトの指名のルール
ドラフトの指名方法は、1巡目と2巡目以降でルールが変わってきます
1巡目の指名
全球団が、指名希望選手を提出し、指名が重複した場合は、抽選になります
2016年の場合は
ロッテ・巨人・広島・日本ハム・ソフトバンクが創価大の田中正義選手を指名してソフトバンクが抽選で交渉権を獲得しました
中日・DeNAが明大の柳 裕也選手を指名して抽選で中日が
楽天が藤平、阪神が大山、西武が今井、ヤクルトが寺島、オリックスが山岡を単独指名。
1位で外れた5球団 ロッテ・巨人・広島・日本ハム・DeNAが佐々木選手にあつまりロッテが抽選で交渉権を獲得しました
1位の指名ができていない抽選に外れた巨人・広島・日本ハム・DeNAが再度入札を行い
抽選に外れた球団は、再度入札を行い、吉川・加藤・堀・浜口の交渉権を獲得しました
2巡目以降の指名
2巡目以降は、ウェーバー方式で行われます。
ウェーバー方式は、2位指名を今期のペナントの下位チームから行う制度です。
1位~6位順位の逆順で指名を行うことです
パ・リーグとセ・リーグの順番は
交流戦で勝ち越したパ・リーグに優先権
ということで
オリックス→中日→楽天→ヤクルト→西武→阪神→ロッテ→DeNA→ソフトバンク→巨 人→日本ハム→広島の順番になり
3巡目の指名は、逆に「球団順位」になるので
広島からになります
以後、交互に折り返しで指名する方法です。
各球団は、10名まで指名できます
ただし、
他球団が10名に満たない人数で、選択を終了することにより、
全体で120名に達していない場合は、11人目以降の指名も可能になります。
全球団が「選択終了」となるか、
選択された選手が、合計120名に達したところで終了になります。
新人選手選択会議を終了した時点で、
選択された選手が、合計120名に達していない場合、
引き続き、希望球団参加による「育成選手選択会議」を行います。
ドラフト会議で指名できる選手の条件
指名できる選手には、決まりがあり、下記のすべてを満たす必要があります。
日本国籍をもっている(または日本の中学・高校それに準じる学校、大学とこれに準ずる団体のいずれかに在学した経験を持つ選手)
日本の学校に在学の場合は、ドラフト会議の翌年3月卒業見込み、大学の場合は4年間在学している選手であること
所属する連盟にプロ志望届を出している
巨人が7位に指名した廖 任磊選手は台湾の選手ですが、高校が日本の高校だったので条件を満たすことになります
いま大活躍の大谷選手は最初からメジャーを希望していましたが
メジャーに行くためには
「所属する連盟にプロ志望届を出している」ことが条件になるので日本ハムに指名されたようです
2016 ドラフト決算詳報号 2016年 11/30 号 [雑誌]: 週刊ベースボール 増刊
ドラフトと育成枠の違い
即戦力ではなく、2軍で鍛えて自軍の戦力にしていこうと主に高校生などを指名します
不景気で社会人チームが次々と廃部に追い込まれる状況を受け、有望選手の育成と裾野の拡大のために設けられた制度のようです
普通のドラフトは契約したら支配下登録されますが育成ドラフトで指名された選手は育成契約です
育成契約の選手は2軍の試合にしか出れず支配下登録の選手より給料も低いです
入団してから3年間で支配下選手として契約できなければ自動的に解雇になります。
ドラフト会議って
ドラフト会議は各チームに、選手を振り分けるために行う会議のこと。
球団の資金力や人気で戦力が偏らないようにするためにあります。
日本では、1965年に、初めてプロ野球で始まりました
「ドラフト会議」は、正式名称を「新人選手選択会議」といいます。
選手にとってはプロ野球人生が決まる大切な会議でいろんなドラマが生まれます