大徳寺は歴史上でも重要な位置付けなのですが、観光スポットとしては少し地味な感じがします
境内が広く、どこをどう拝観すればいいかわからないという方が多いのではないでしょうか?
大徳寺 本坊自体が、普段非公開で一年に一度、秋に内部の特別公開があります。2016年は、9月17日~10月7日に大徳寺本坊の方丈、法堂と唐門が特別公開されます。
大徳寺最古の建物 千利休によって増築された三門(山門)二階部分を金毛閣と称し、利休の像を安置したことから秀吉の怒りをかい利休切腹の原因との一つになりました。真田丸でもやってましたね

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大徳寺 公開寺院と所要時間

大徳寺は京都五山の一つであり、長い歴史を持つ禅宗寺院で、境内には24の塔頭(たっちゅう 境内内の末寺)があり、そのうち常時公開されているのは「龍源院」「瑞峰院」「大仙院」「高桐院」の4ヶ所です。
所要時間は人によって全く違いますので何とも言えませんが
本坊は普段は非公開なので大徳寺の拝観はこの4ヶ所の塔頭になるのですが、全部周るのであれば1ヶ所30分として2時間、移動にもう30分程度必要ですのでトータルで2時間30分程度かかります。2時間ほどでも回れますが、時間がないなら塔頭を1ヶ所だけにしぼりお茶など頂きながらでも1時間も見ておけば十分です。
文化財にそれほど興味の無い方ならそれぞれ15分もあれば見終わってしまいますが、興味のある方は1時間以上かかります

2016年は特別に
2016年3月1日より2017年3月26日まで、普段非公開の塔頭、聚光院が特別公開されています。
こちらは、すべて案内制で40分かかります

大徳寺 特別公開

大徳寺の2016秋の特別公開は本坊・聚光院・黄梅院・真珠庵・興臨院・総見院です。それぞれ公開時期が違いますのでご注意ください

大徳寺 本坊の公開

2016年9月17日~10月7日
国宝 方丈 唐門 狩野探幽筆 重要文化財障壁画
爛豪華な装飾がなされた国宝・唐門や、狩野探幽が35歳の時に描いた法堂の天井龍も公開
狩野探幽は狩野永徳の孫にあたる江戸初期の天才絵師
国宝 方丈の前庭は天祐和尚、東庭は小堀遠州の作庭
拝観休止日:9月21日(水)・10月4日(火) 11:30~14:30は拝観休止
拝観時間:9:30~16:00(最終受付)
拝観料:大人800円 中高生500円小学生以下無料(保護者同伴)

大徳寺 聚光院の公開

創建450年記念特別公開
2016年3月1日 ~2017年3月26日
戦国武将、三好義継が建立したお寺で、本堂には狩野永徳の見事な障壁画
千利休が聚光院を自らの菩提所としたことから、表千家・裏千家・武者小路千家の三千家の代々の墓所
千住博筆『滝』も初めての一般公開
拝観時間:8:45(受付開始) / 16:00(最終受付)
拝観料:2,000円 中学生は保護者同伴、小学生以下の拝観不可。
拝観は予約優先で、京都春秋HPで受け付け
⇒そうだ 京都のCM 大徳寺 聚光院の襖絵の予約と所要時間 京都駅からのアクセスは

大徳寺 黄梅院の公開

2016年10月8日(土)~12月4日(日)
※10月15日・24日・28日は拝観休止
織田信長、豊臣秀吉など戦国大名ゆかりの寺院
庫裡、鐘楼、客殿などは小早川隆景が寄進、加藤清正が朝鮮から持ち帰ったと伝わる釣鐘もあります
表門から庫裡、唐門に至るまでの庭。苔とモミジに覆われ、新緑と紅葉の季節は特に美しい
千利休作庭「直中庭」
武野紹鴎好み茶室「昨夢軒」
方丈庭園「破頭庭」
雲谷等顔筆 本堂障壁画(重文・複製)
庫裡(重文)
※本堂屋根の修復中のため、期間中、方丈庭園は鑑賞できません
拝観時間:10:00~16:00(最終受付)
拝観料:大人600円 高校生400円 中学生300円 小学生以下無料(保護者同伴)
お抹茶付き拝観(要予約)2,000円 ※10名以上

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大徳寺 真珠庵の公開

大人が楽しむ坐禅会
2016年10月1日・11月5日 開催※30名全て満席です
体験時間:10:00~12:00(終了予定)
料金:3,000円

文化財拝観:
方丈(重文)
長谷川等伯筆 方丈障壁画(重文)
曽我蛇足筆 方丈障壁画(重文)
村田珠光作庭 方丈東庭「七五三庭」(史跡・名勝)
書院「通僊院」(重文)
茶室「庭玉軒」

大徳寺 興臨院の公開

加賀前田家ゆかりの寺院
2016年9月10日~10月2日、10月8日~12月15日
公開内容:表門(重文)、方丈庭園、本堂(重文)
拝観時間:10:00~16:00(最終受付)
拝観料:大人600円 中高生400円 小学生300円

大徳寺 総見院の公開

織田信長 菩提寺
2016年10月8日~11月30日
※11月6日午前中は拝観休止
公開内容:本堂、木造織田信長公坐像(重文)、信長公一族の墓、お茶室
拝観時間:10:00~16:00(最終受付)
拝観料:大人600円 高校生400円 中学生300円 小学生以下無料(保護者同伴)

大徳寺 公開寺院

大徳寺 龍源院(りょうげんいん)

京都で最小の石庭
方丈と表門は、京都大徳寺の寺域内で最古の建築物
豊臣秀吉と徳川家康が対局したと伝えられている蒔絵の碁盤
拝観時間:9時~16時30分
拝観料:350円

大徳寺 瑞峯院(ずいほういん)

キリシタン大名として知られる大友宗鱗が創建。白砂に置かれた7つの石は、十字架の流れを表わしています。
拝観時間:9時~16時30分
拝観料:400円

大徳寺 大仙院(だいせんいん)

方丈は、龍源院と同様、大徳寺で最古のもの。蓬莱山から下り流れる水を表わした枯山水の庭は、実に京都らしい味わい。抹茶200円と大変リーズナブル
拝観時間:9時~17時(12~2月は16時30分まで)
拝観料:400円

大徳寺 高桐院(こうとういん)

千利休の七哲の一人細川忠興によって創建。苔の庭と紅葉が美しく、京都観光の人も多く訪れます。
細川忠興とガラシャ夫人の墓がある
拝観時間:9時~16時30分
拝観料:400円

大仙院はみごとな枯山水の庭
高桐院は紅葉の美しい苔のお庭です。

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最後に

大徳寺の少し北に今宮神社もあります
「玉の輿」の語源の由来徳川綱吉の生母桂昌院(お玉)が復興したという神社で俗名「玉の輿神社」
女性にはちょっとした人気のスポットですよ。
よくテレビでも紹介される、門前の名物「あぶり餅」もぜひ食べてみてください。
かざりやと一和が向かい合ってあります
かざりやは江戸時代創業400年、
北側の一和は長保2年でなんと1000年以上の歴史があるそうです
味はそんなに変わらないと思います。。。

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